我が子の部屋はいわゆる汚部屋でした。床にモノが散乱し、掃除機をかけようにも掃除機の通り道がなく、片付けようにも

決まった置き方があるから!!
と母、手出しさせてもらえず。本棚も引き出しも買ってはみたものの、そこがいつの間にやらブラックホール化。失くしモノも日常茶飯事でムダなストレスがかかりまくりでした。
そんな汚部屋が
「紙袋をおく」
たったそれだけのことで見違えるように改善しました。最初はゴミ箱代わりに大きめの紙袋を一つ、最終的に学校のプリント用にもう一つ追加して、我が子の部屋はようやく汚部屋を脱出。ズボラな我が子には、大きめの紙袋にポンポン放り込むだけの大雑把な整理整頓が合っていたようです。
床にモノが散乱する汚勉強部屋
今でこそ床にモノが散乱する事はなくなりましたが、少し前までは我が子の部屋は、まさに〝ブラックホール〟でした。我が子の部屋に一度入ってしまったら最後、二度と戻ってこないと覚悟しなければいけないような状態。ハサミ、爪切り、耳かき…家族が共有する日常使いのモノがいくつ消えていったことか…
もちろん後々見つかるのですが、使いたいその時にそこにないのはとってもストレス!!
また、モノに溢れた部屋で2日に1回は何かしら失くなり、その探索に毎回のよう母が駆り出されました。
探す手間に我が子はイライラし、駆り出される母もイライラ。
また、課題や宿題に取り掛かろうと思っても、その課題のプリントが見つからず、まずは〝プリント探し〟からする。なんとも非効率なことをしていました。
ならば、部屋を片付ければいいだけの話なのですが、それをしないのが不思議なところ。もちろん母の手は借りたくありません。

部屋の掃除をしなさい!
と怒っても、

部屋の掃除をしたら〇〇をあげる☆
とご褒美で釣ってみても、一度はきれいになりますが、すぐにリバウンド。
本棚が足りないと言うので本棚を買ったり、整理整頓するための引き出しが欲しいと言うのでプラケースを買ったりとあれこれ試しましたが、効果は持続しませんでした。
紙袋をおくだけで汚部屋改善!

そんな我が子のブラックホール問題。解決策は突然にやってきました。
これはある程度、我が子が成長しないと無理かな〜と諦めかけていたときのこと。
風邪をひいてしまった我が子。たくさん鼻をかむので、大量にゴミが出ます。衛生面でも良くないので、すぐに捨てられるように大きな紙袋を部屋に置きました。
すると、なんと言うことでしょう!
床全体に散らばっていたゴミたちが、その大きな紙袋に吸い寄せられていくではありませんか!
捨てているのは我・が・子!!
これには本人も家族もびっくり!やればできるんだねぇ。
それまで使っていたゴミ箱は、100均で購入した白のコンパクトなもの。部屋にものがたくさんあるので、ゴミ箱ぐらいは小さく、シンプルなものにしようと選んだものでした。それがどうやら使いにくかった…と言うことに、大きな紙袋を設置してから、親子共々気づきました。
ゴミ箱の存在感が大きいと、そこにポンポン掘り込めばいいだけ。紙袋だと軽いので簡単にあっちに置いたり、こっちに置いたりでき、お店でいただいてきたものだと見た目もステキなものが多いので気分も上がって使いやすいようです。
これ以降、我が子の部屋のゴミ箱は大きめのゴミ袋に決定。使いやすく、そのまま捨てられるので重宝しています。
床にゴミが散らばることも少なくなり(なかなかゼロにはならない)、ブラックホールの規模も小さくなりました。
紙袋で汚部屋改善 派生型

床にモノが散乱する原因のもう一つは、学校で配られる大量のプリントです。今でこそお便り系はメール配信されるようになりましたが、教科によっては全授業、数枚のプリントが配布されます。
新学期が始まって、しばらくのうちはやる気もあるのでプリント整理もやりますが、いつの間にやら床にプリントが地層のように積み重なっていきます。
積み重なるだけならまだしも床に散乱するようになると、そこはもう立派なブラックホール。宿題を出そうにも宿題のプリントはなく、テスト勉強しようにもテスト範囲のプリントがない。さらには床に散らばったプリントの下に隠れた教科書や文房具。それらを探して勉強の前に大捜索が始まるのです。
プリントの仕分けにファイルを使ったりもしましたが、ファイリングするのが面倒なのでやはり続きません。
それならばと、教科ごとに引き出しにポンポン入れていく方法取ってみたのですが、それも続かず。
これはもしや、

プリントでも紙袋なのか?!
と思い、ケーキ屋さんやパン屋さんで使われるようなA4サイズがそのまま入る、底が広いタイプの紙袋を使ってみることにしました。
教科で分けたりせず、大事そうなプリントは紙袋にとりあえず入れておきます。とりあえず入れておくだけなので、これは…
続きました!!!
宿題やテスト勉強で必要なプリントが出てきた時は、このプリント用の紙袋から探します。今までは部屋のどこにあるかわからない状態から捜索していたので、捜索時間は一気に短縮。
また、部屋に散乱していたプリントが1カ所にまとまったことで、教科書や文房具がプリントに埋もれてしまうこともなくなり、部屋の乱雑さがぐっと減りました。
プリントが配られたときにきちんとファイリングできる子であれば、それはそれで1番良いのですが(憧れのファイリング)、いろいろな方法を試してみて、ずぼらな我が子には今のところこの紙袋作戦が1番しっくりきています。
溜まりに溜まったプリントは、定期テスト時などの課題提出の時に、ブツブツ文句を言いながら本人自ら仕分けしています。

後は夏休みや冬休みなど長期休みに入った時に、母が強制的に1枚1枚我が子の目の前にプリントを掲げて、いるorいらないの判別をしています。学期末になると、さすがに大量のプリントが溜まるので、そこはまだ母の手が必要です。
まとめ
我が子の部屋のブラックホールの原因はゴミとプリントでした。特にプリントは日々増えていくので、これを1カ所にまとめておくだけでブラックホールは小さくなります。
収納用品を買うでもなく、叱るでもなく、ご褒美で釣るのでもなく、紙袋を置いただけ。
ブラックホールと呼ぶにふさわしい、乱雑極まりない汚部屋が〝紙袋だけ〟で改善されるなんて、どこに解決策があるか試してみなければわからないものだなぁと思った一件でした。
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