中学校入学前に読んでおけばよかったと後悔した本、それは〝内申点〟に関する本です。
高校受験に向けて大きな要素となる内申点。もちろん中学校入学前に情報としてネットや雑誌などで情報収集していたつもりなのですが、我が子には足りなかった。
もちろん中2にとっても有益な情報が満載であることには変わりありません。本に書かれてあることを実践して評価が上がったのも事実です。それでもやはり、これをよーいどん!の入学直後から実践できていたら、内申点の上方修正はもっと早く、評点高めにできていただろうと思います。
受験に向けてこのままではマズイ!と思って書店に駆け込み、内申点に特化した本を手にしたのは中学2年の冬。読んで大後悔。これは中学校入学前に読んでおくべき本でした。
内申点のぼんやりとしたイメージ
中学入学前の内申点のイメージは
テストの成績が上がる→内申点が上がる
授業で積極的に発言する→上がる
提出物をきちんと出す→上がる
くらいの認識でした。中でも1番はやはりテストの成績。点数が取れればおのずと内申点も上がるものと思っていました。我が子もそうであったと思います。その点数を上げるのが難しいのですが。
この認識で、勉強嫌いの我が子に勉強させようとあれこれ試して1年。内申点は最初の評価から殆ど動かず終わりました。
点数をとっても上がらぬ内申点
定期テストの点数が上がらないのだから、内申点も上がらない。
そんな風に思っていたので、英語の定期テストで高得点を取ってきた時には親子で小躍りしました。これは、これは、内申点がぐぐっと上がるぞ!と。
「この点数なら内申点上がるねぇ」と塾の先生のお墨付きもいただき、いざ通知表をあけると…
あれ、上がってない…

いや、正確には今までB評価だったところがA評価になっていたので上がってはいたのですが、数字は変わっていない…
これには我が子もガッカリでした。もちろん母もそれ以上にガッカリ。
ここでようやく気づきます。
内申点を上げるにはコツがいる!と。
慌てて再度ネットでいろいろ調べたりもしましたが、やはり情報量が豊富で、内申点についてしっかり1冊にまとまっている書籍のほうがいいかと思い、書店に走ります。
内申点が上がらなかった訳
書籍の感想は「なるほど」の4文字につきました。我が子の英語に照らし合わせて読んでいくと、足りなかった部分がはっきりと分かりました。

もちろんテストの点数は前提として必要です。そこは我が子も英語に関してはクリア。
ただリスニングや長文読解の正答率が高く、基礎問題である熟語の正答率が低い。スペルミスも多い。点数は取れているのにバランスが悪いので全方位A評価にはならないのです。
また、授業での発言はしていると言うのですが、1回あてられて発言するとノルマ達成とばかりにその後は挙手しない。また気分が乗らない日は挙手すらしない。気分が乗らずボ〜っとしている我が子の姿が目に浮かびます。授業態度もバランスが悪いので、評価も上がりにくい。
さらに提出物。期限内に提出しているのですが、提出している〝だけ〟でメモをしたり付箋を貼ったり、プラスアルファの書き込みをしたりすることはなく、スペルミスもある。提出しなさいと言われたので最低限のものを期限内に提出しま〜す!というだけなので評価もいたって普通。
なるほど、評定をつける先生の視点からすれば、我が子の評定は納得の内申点だったのです。
追い打ちをかける思春期
ならば、あとは書籍の情報を我が子と共有し、それを実践するだけ!
なのですが、ここでまた問題。

思春期真っ只中なのですよ…素直に受け入れてくれる日もあれば、聞く耳持たずのツーンの日もある(そしてツーンの日が多い)我が子の思春期。
そして中学校生活が長くなれば長くなるほど、母より自分のほうが自分の学校のことは分かってる!という経験からくる我が子の自信(vs母)もハードルを上げてきます。
書籍で情報収集した母としては、あとは我が子が動いてくれるだけで内申点が上方修正される可能性が高まるのに、肝心の我が子がツーンで自信満々なのです。
あぁ、ツーンがまだ少なかったあの頃。
中学校って未知の世界だったあの頃。
まさに中学校入学前に読んで、我が子と共有しておくべき本でした。
入学前の情報の深堀りが大事
その後は一進一退。爆上がり!というほど内申点が上がることはありませんでしたが、下がることはなく、やればやっただけ微増していき、最終的には本人が満足する評価はいただけました。
母としては偏差値は納得の上昇でしたが、内申点は思っていたように伸びず、後悔が残るものとなりました。本人が満足できているのが幸いですが。
私の敗因は内申点に関する情報が不足していたこと。もちろん、入学前にある程度情報収集はしていたつもりですが、内申点とは何ぞや、が分かっただけで終わりにせず、
までしっかり深堀りすべきでした。それが高校受験の必須要素であるならなおさら。そのためにはノウハウが1冊にぎゅっとまとまった書籍が使いやすいと思います。
この世に内申点を上げるテクニックやコツは存在します。
我が家の失敗が参考になりますように。
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